塔 和子残念ですけれど・・・ 楽天市場では売っていないようです。 とても素晴らしい詩集ばかりですので 本屋さんに寄られたときには、 ぜひ捜してみて下さいね。 http://www.kyodo-eiga.co.jp/tokazuko2.html 塔和子 魂の園 今が錯覚の春だとしたら 強制的にふるさとを追われた 過酷なあの日は冬でした 私もいま目の前の快さにあやされながら 冬の最中に没した あなた達のそばに少しずつ 少しずつ近づいています。 生き抜きましょう 暖かい人々の手によって成った 魂の園で こころおきなく この肉体から 解放されるために 詩・塔 和子 http://blog.livedoor.jp/maki3539ai/ 命 もし私が生まれていなかったら あなたと会うこともなかったと 目の見えなくなった夫の手をにぎって 不思議に思う この世は どこからなにが始まるかわからない 植物は ひと粒の小さな種から 美しい花々を咲かせる木になり おたまじゃくしも ぼうふらもバイ菌さえも 生きて 人に好まれたりきらわれたりする でもどんなに人に災いをもたらせるものも それはそれ自体の命であって 人と関係なく生きているのだ その存在が 人に益であっても 害であってもただただ 無関係に 引用:今日という木を 塔和子著 2003年 発行 株式会社編集工房ノア 塔和子全詩集 塔 和子著 ベストセラー:文芸 塔和子全詩集 1929年愛媛県にて生まれる 1944年ハンセン病により大島青松園に入園 1951年赤澤正美氏と結婚 1961年第一詩集『はだか木』 1969年第二詩集『分身』 1973年第三詩集『エバの裔』 1976年第四詩集『第一日の孤独』 1978年第五詩集『聖なるものは木』 1980年第六詩集『いちま人形』』 1983年第七詩集『いのちの宴』 1986年第八詩集『愛の詩集』 1988年第九詩集『未知なる知者よ』 1989年第十詩集『不明の花』 1990年第十一詩集『時間の外から』 1993年第十二詩集『日常』 1994年第十三詩集『愛の詩』 1996年第十四詩集『見えてくる』 1999年第十五詩集『記憶の川で』(高見順賞受賞) 2000年第十六詩集『私の明日が』 2002年第十七詩集『希望の火を』 2002年第十八詩集『大地』 2002年香川県より『教育文化功労賞』受賞 現在日本現代詩人会会員 ディノス楽天市場店
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